銅製品,酸化銅,銅合金,純銅,亜鉛等のJIS用語

 

電子管用無酸素銅/印刷用銅



伸銅品用語における”伸銅品の種類”の中の、”用途別”に分類されている用語のうち、『電子管用無酸素銅』、『印刷用銅』のJIS規格における定義その他について。

伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”伸銅品の種類”のうちの、”用途別”に分類されている用語には、以下の、『電子管用無酸素銅』、『印刷用銅』などの用語が定義されています。

伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【伸銅品の種類 > 用途別】


分類: 伸銅品用語 > 伸銅品の種類 > 用途別

番号: 1400

用語: 電子管用無酸素銅(※1)

定義:
電子管用として、特別に不純物量を規制した高純度銅(C1011)。
参考:
高い導電性、良好なガラス封着生、高い真空保持性などの特長がある。

対応英語(参考):
oxygen-free copper for electron devices


分類: 伸銅品用語 > 伸銅品の種類 > 用途別

番号: 1401

用語: 印刷用銅

定義:
クラビア版及び写真凸版用に用いられる銅(C1100、C1221、C1401)。
参考:
グラビア版用は、タフピッチ銅(1102参照)、りん脱酸銅(1103参照)などの純銅系で、写真凸版用は、耐熱性を高めるために、少量のニッケルを添加したものが用いられる。
特に平面が平滑で高い表面強度が得られるに仕上られて、板として用いられる。

対応英語(参考):
copper for printing


(※1)
電子管用無酸素銅については、以下のJIS規格があります。

JIS H 3510
電子管用無酸素銅の板,条,継目無管,棒及び線

この規格では、展伸加工した電子管用無酸素銅の板、条、継目無管、棒及び線について規定されています。
電子管用無酸素銅の種類及び記号は以下の通りです。
・C1011P(電子管用無酸素銅:板)
・C1011R(電子管用無酸素銅:条)
・C1011T(電子管用無酸素銅:管(普通級))
・C1011TS(電子管用無酸素銅:管(特殊級))
・C1011BE(電子管用無酸素銅:棒(押出))
・C1011BD(電子管用無酸素銅:棒(引抜))
・C1011W(電子管用無酸素銅:線)