銅製品,酸化銅,銅合金,純銅,亜鉛等のJIS用語

 

ヘッダー線/ワイヤカット線



伸銅品用語における”伸銅品の種類”の中の、”用途別”に分類されている用語のうち、『ヘッダー線』、『ワイヤカット線』のJIS規格における定義その他について。

伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”伸銅品の種類”のうちの、”用途別”に分類されている用語には、以下の、『ヘッダー線』、『ワイヤカット線』などの用語が定義されています。

伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【伸銅品の種類 > 用途別】


分類: 伸銅品用語 > 伸銅品の種類 > 用途別

番号: 1422

用語: ヘッダー線

定義:
リベットなどのヘッダー加工に用いられる線。
参考:
主として、冷間鍛造性に優れた黄銅(1131参照)などが用いられる。

対応英語(参考):
wire for headers


分類: 伸銅品用語 > 伸銅品の種類 > 用途別

番号: 1423

用語: ワイヤカット線

定義:
ワイヤ放電加工
(※1)用電極として用いられる線。
参考:
線材としては、一般に直径0.2mm程度の黄銅(1131参照)が用いられる。

対応英語(参考):
electrode wire for electric discharge machine


(※1)
ワイヤ放電加工とは、加工液中に浸漬して工作物と工具電極として用いる細い線状のワイヤ電極間に放電現象を発生させることにより、金属材料工作物を溶融除去する加工方法・工作方法のことです。
ワイヤ放電加工を行うための工作機械・加工機を、ワイヤ放電加工機といいます。
用いられるワイヤ電極のワイヤには、線径が0.1〜0.3ミリ前後で、材質は黄銅のワイヤカット線が使用されるのが一般的です。
ワイヤ放電加工は、高精度、微細加工、加工精度が求められる精密部品の加工に用いられる加工方法です。
ワイヤ放電加工機の参考図