押出し/押出し上り/熱間鍛造
伸銅品用語における”加工・熱処理”の中の、”熱間加工”に分類されている用語のうち、『押出し』、『押出し上り』、『熱間鍛造』のJIS規格における定義その他について。
伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”加工・熱処理”のうちの、”熱間加工”に分類されている用語には、以下の、『押出し』、『押出し上り』、『熱間鍛造』などの用語が定義されています。
伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【加工・熱処理 > 熱間加工】
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 熱間加工
番号: 2220
用語: 押出し
定義:
加熱したビレット(2163参照)をコンテナの中にいれて圧力を加え、ダイスを通してて所定の形状にする加工。
参考:
銅及び銅合金では、通常、650〜950℃の温度に加熱して押出しする。
対応英語(参考):
extrusion
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 熱間加工
番号: 2221
用語: 押出し上り
定義:
管、棒、線などにおいて、押出し(2220参照)だけによって仕上げられる製品。
参考:
伸銅品(1201参照)の棒のJIS(JIS H 3250)(※1)では、形状記号(1193参照)の後に製法を示す[E(Extrud-ed)]を付ける。銅及び銅合金では、通常、650〜950℃の温度に加熱して押出しする。
対応英語(参考):
extruded finish
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 熱間加工
番号: 2240
用語: 熱間鍛造
定義:
鋳塊(2160参照)又は展伸材(1200参照)から切り出した加工片を熱間で繰り返しつち(鎚)打ちするか又は金型によって圧縮して成形する塑性加工。
対応英語(参考):
hot forging
(※1)
JIS H 3250 は、以下のJIS規格になります。
JIS H 3250
銅及び銅合金の棒
この規格では、展伸加工した断面が丸形・正六角形・正方形・長方形・R付き正六角形の銅及び銅合金の棒について規定されています。