中間圧延/仕上げ圧延/スキンパス
伸銅品用語における”加工・熱処理”の中の、”冷間加工”に分類されている用語のうち、『中間圧延』、『仕上げ圧延』、『スキンパス』のJIS規格における定義その他について。
伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”加工・熱処理”のうちの、”冷間加工”に分類されている用語には、以下の、『中間圧延』、『仕上げ圧延』、『スキンパス』などの用語が定義されています。
伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【加工・熱処理 > 冷間加工】
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 冷間加工
番号: 2303
用語: 中間圧延
定義:
粗圧延(2302参照)と仕上げ圧延(2304参照)の中間で行われる圧延。
対応英語(参考):
intermediate rolling
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 冷間加工
番号: 2304
用語: 仕上げ圧延
定義:
所定の板厚及び質別(5603参照)を得るための最終圧延。
対応英語(参考):
finish rolling
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 冷間加工
番号: 2305
用語: スキンパス
定義:
板、条、管、線などの表面つや出し又はひずみ矯正(2400参照)のために行う軽度の圧延(磨きロール、無潤滑)又は引抜き加工。
対応英語(参考):
skin pass
なお、JIS規格に規定される圧延によって製造される鋼材(鋼板、鋼帯など)には、以下などがあります。
JIS A 5523
溶接用熱間圧延鋼矢板
JIS A 5528
熱間圧延鋼矢板
JIS G 3101
一般構造用圧延鋼材
JIS G 3106
溶接構造用圧延鋼材
JIS G 3113
自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3114
溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材
JIS G 3125
高耐候性圧延鋼材
JIS G 3131
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3132
鋼管用熱間圧延炭素鋼鋼帯
JIS G 3134
自動車用加工性熱間圧延高張力鋼板及び鋼帯
JIS G 3135
自動車用加工性冷間圧延高張力鋼板及び鋼帯
JIS G 3136
建築構造用圧延鋼材
JIS G 3138
建築構造用圧延棒鋼
JIS G 3141
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3191
熱間圧延棒鋼とバーインコイルの形状,寸法及び質量並びにその許容差
JIS G 3192
熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 3193
熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 3194
熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 4304
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4305
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4802
ばね用冷間圧延鋼帯
JIS G 7102
構造用耐候性熱間圧延鋼板及び鋼帯(ISO仕様)
JIS G 7121
冷間圧延電気めっきぶりき(ISO仕様)
JIS G 7122
冷間圧延電解クロム/クロム酸化物めっき鋼板(ISO仕様)
JIS G 7123
ぶりき又は電解クロム/クロム酸化物めっき鋼板製造用冷間圧延原板コイル(ISO仕様)
JIS G 7124
一般及び絞り用連続溶融アルミニウム/シリコンめっき冷間圧延炭素鋼鋼板(ISO仕様)
JIS G 7311
PC鋼材−第5部:後加工のある,又は後加工のない熱間圧延鋼棒(ISO仕様)
JIS G 7751
焼入焼戻しばね用熱間圧延鋼材(ISO仕様)