銅製品,酸化銅,銅合金,純銅,亜鉛等のJIS用語

 

調質圧延/ロール上り/加工率



伸銅品用語における”加工・熱処理”の中の、”冷間加工”に分類されている用語のうち、『調質圧延』、『ロール上り』、『加工率』のJIS規格における定義その他について。

伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”加工・熱処理”のうちの、”冷間加工”に分類されている用語には、以下の、『調質圧延』、『ロール上り』、『加工率』などの用語が定義されています。

伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【加工・熱処理 > 冷間加工】


分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 冷間加工

番号: 2306

用語: 調質圧延

定義:
板及び条で所定の質別(5603参照)及び表面につやを出すために行う軽度の圧延。

対応英語(参考):
temper rolling


分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 冷間加工

番号: 2307

用語: ロール上り

定義:
所定の板厚、質別(5603参照)及び表面につやを出すため最終圧延によって仕上げられる製品。
参考:
冷間圧延(2301参照)上りともいう。

対応英語(参考):
cold rolled finish


分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 冷間加工

番号: 2308

用語: 加工率

定義:
冷間圧延(2301参照)、引抜き(2320参照)などの加工によって減少した断面積の原断面積に対する割合。
参考:
加工硬化(2309参照)、質別(5603参照)の目安となる。

対応英語(参考):
reduction ratios