母合金/脱酸/鋳塊
伸銅品用語における”加工・熱処理”の中の、”溶解・鋳造”に分類されている用語のうち、『母合金』、『脱酸』、『鋳塊』のJIS規格における定義その他について。
伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”加工・熱処理”のうちの、”溶解・鋳造”に分類されている用語には、以下の、『母合金』、『脱酸』、『鋳塊』などの用語が定義されています。
伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【加工・熱処理 > 溶解・鋳造】
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 溶解・鋳造
番号: 2104
用語: 母合金
定義:
合金組成の調整のために、溶湯に添加することだけを目的として造られた合金(5100参照)。
対応英語(参考):
master alloys,
mother alloys
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 溶解・鋳造
番号: 2120
用語: 脱酸
定義:
金属又は合金(5100参照)の溶湯中の酸素を除去する処理。
参考: りん、マンガンなどが脱酸剤として用いられる。
対応英語(参考):
deoxidizing
分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 溶解・鋳造
番号: 2160
用語: 鋳塊
定義:
圧延(2201及び2301参照)、押出し(2220参照)などの工程に供給するために造られた、断面が長方形又は円形の鋳造のままの加工用素材。
参考:
断面が長方形のものは、ケーク(2162参照)と呼び、断面が円形のものはビレット(2163参照)と呼ぶ。
対応英語(参考):
ingots