銅製品,酸化銅,銅合金,純銅,亜鉛等のJIS用語

 

形銅/ケーク/ビレット



伸銅品用語における”加工・熱処理”の中の、”溶解・鋳造”に分類されている用語のうち、『形銅(かたどう)』、『ケーク』、『ビレット』のJIS規格における定義その他について。

伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”加工・熱処理”のうちの、”溶解・鋳造”に分類されている用語には、以下の、『形銅(かたどう)』、『ケーク』、『ビレット』などの用語が定義されています。

伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【加工・熱処理 > 溶解・鋳造】


分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 溶解・鋳造

番号: 2161

用語: 形銅(かたどう)

定義:
銅(1100参照)の展伸材(1200参照)の加工に適した形状に鋳造
(※1)された加工用素材。
参考: 形状によってビレット(2163参照)、ケーク(2162参照)に分けられる。

対応英語(参考):
copper billets and cakes


分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 溶解・鋳造

番号: 2162

用語: ケーク

定義:
鋳塊(2160参照)から所定の長さに切断された長方形断面をもつ加工用素材。
参考: 板、条などの製造に用いる。

対応英語(参考):
cakes


分類: 伸銅品用語 > 加工・熱処理 > 溶解・鋳造

番号: 2163

用語: ビレット

定義:
鋳塊(2160参照)から所定の長さに切断された円形断面をもつ加工用素材。
参考: 管、棒、線などの製造に用いる。

対応英語(参考):
billets


(※1)
銅合金の鋳造に関しては以下のJIS規格があります。

JIS H 5121
銅合金連続鋳造鋳物

この規格では、連続鋳造によって製造された号合金の連続鋳造鋳物について規定されています。