銅製品,酸化銅,銅合金,純銅,亜鉛等のJIS用語

 

ばね限界値/表面最大応力値



伸銅品用語における”品質・性能”の中の、”機械的特性”に分類されている用語のうち、『ばね限界値』、『表面最大応力値』のJIS規格における定義その他について。

伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”品質・性能”のうちの、”機械的特性”に分類されている用語には、以下の、『ばね限界値』、『表面最大応力値』などの用語が定義されています。

伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【品質・性能 > 機械的特性】


分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 機械的特性

番号: 3170

用語: ばね限界値

定義:
材料に曲げる力を与えたとき、所定の永久たわみ(例えば 0.075mm又は0.1mm)を生じたときの表面最大応力値。
参考:
伸銅品(1201参照)のJISでは、JIS H 3130
(※1) に、繰返したわみ試験とモーメント式試験の2通りの試験方法が規定されている。

対応英語(参考):
spring bending elastic limit


分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 機械的特性

番号: 3171

用語: 表面最大応力値

定義:
永久たわみを生じない最大応力を与えたとき、材料の最外表層に生じる応力値。
参考: 伸銅品(1201参照)では、ばね性の強度的評価を見るのに用いられる。

対応英語(参考):
maximum outer fibre bending stress


(※1)
JIS H 3130 のJIS規格は、以下の規格になります。

JIS H 3130
ばね用ベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板並びに条

この規格では、圧延したばね用のベリリウム銅、チタン銅、りん青銅、ニッケル-すず銅及び洋白の板及び条について規定されています。