被削性/異方性/応力緩和
伸銅品用語における”品質・性能”の中の、”機械的特性”に分類されている用語のうち、『被削性』、『異方性』、『応力緩和』のJIS規格における定義その他について。
伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”品質・性能”のうちの、”機械的特性”に分類されている用語には、以下の、『被削性』、『異方性』、『応力緩和』などの用語が定義されています。
伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【品質・性能 > 機械的特性】
分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 機械的特性
番号: 3172
用語: 被削性
定義:
切削加工の難易さ。
参考:
切削加工の難易さは、定量的に表現し難いので標準材料として C3600 の被削性を100として比較している。
対応英語(参考):
machinability
分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 機械的特性
番号: 3173
用語: 異方性
定義:
板及び条の機械的性質が面上の方向によって違う性質。
参考:
異方性がある板及び条を深絞り加工すると口縁部に幾つかの耳状突起ができる。
対応英語(参考):
anisotropy
分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 機械的特性
番号: 3174
用語: 応力緩和
定義:
材料に一定のひずみを加えて放置したとき、初期応力が時間とともに減少してくる現象。
参考:
減少した応力を緩和応力といい、これに対応するひずみを塑性ひずみという。
対応英語(参考):
stress relaxation