真円度/平板のひずみ/板条の中高(なかだか)
伸銅品用語における”品質・性能”の中の、”寸法・形状”に分類されている用語のうち、『真円度』、『平板のひずみ』、『板条の中高(なかだか)』のJIS規格における定義その他について。
伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”品質・性能”のうちの、”寸法・形状”に分類されている用語には、以下の、『真円度』、『平板のひずみ』、『板条の中高(なかだか)』などの用語が定義されています。
伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【品質・性能 > 寸法・形状】
分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状
番号: 3304
用語: 真円度
定義:
管の場合は、任意の断面において測った最大外径と最小外径との差の指定外径に対する割合。
丸棒及び線の場合は、任意の断面において測った最大径と最小径との差。
対応英語(参考):
circulality
分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状
番号: 3330
用語: 平板のひずみ
定義:
平板状製品の平らさの程度。
参考1.
圧延方向に垂直に出る波打ちのこと。
参考2.
JIS H 3100 に規定されているひずみの測定方法は、次のとおりである。
対応英語(参考):
flatness
分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状
番号: 3331
用語: 板条の中高(なかだか)(※1)
定義:
板及び条の中央部と耳部との厚さの差。
参考:
通常、ワークロールのたわみによって板の中央部が厚くなること。
対応英語(参考):
sheet crowns
(※1)
一般に、工作用語などにおける中高(なかだか)とは、平面であるべき面が凸面になっている状態のことを指します。