銅製品,酸化銅,銅合金,純銅,亜鉛等のJIS用語

 

エッジドロップ/曲がり/ツイスト/バリ



伸銅品用語における”品質・性能”の中の、”寸法・形状”に分類されている用語のうち、『エッジドロップ』、『曲がり』、『ツイスト』、『バリ』のJIS規格における定義その他について。

伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”品質・性能”のうちの、”寸法・形状”に分類されている用語には、以下の、『エッジドロップ』、『曲がり』、『ツイスト』、『バリ』などの用語が定義されています。

伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【品質・性能 > 寸法・形状】


分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状

番号: 3336

用語: エッジドロップ

定義:
幅方向の板厚において、両端付近に生じる急に薄くなった部分。

対応英語(参考):
edge drops


分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状

番号: 3337

用語: 曲がり

定義:
条、管及び棒の真直度を表す量。
参考1.
全長又は規定の長さに対する弧の深さをいい、[mm]単位で表す。
参考2.
伸銅品(1201参照)のJISでは、JIS H 3260 以外の規格に適用されている。
参考3.
条の長さ方向に対する幅方向の曲がり変位を条の曲がり(edgewise curvature)といい、一方向の曲がりと蛇行とがある。

対応英語(参考):
bend,
camber


分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状

番号: 3338

用語: ツイスト

定義:
条のねじれ。

対応英語(参考):
twists


分類: 伸銅品用語 > 品質・性能 > 寸法・形状

番号: 3339

用語: バリ

定義:
スリット、せん断、打抜き、のこ(鋸)切断などの作業によって切断部に生じる薄い突起。
参考:
[かえり] ともいう。

対応英語(参考):
burr


(※1)
バリ(ばり)は、製品にとって不要かつ人手にも危険なものなので、適切なバリ取り加工で仕上げる必要あがります。
バリ取り加工の方法としては、物理的に削ったり潰したりしてバリを除去するバリ取り加工機を用いたり、化学研磨、電解研磨などによってバリを除去する方法などもあります。