はく離試験/脱亜鉛腐食試験
伸銅品用語における”試験”の中の、”その他の試験”に分類されている用語のうち、『はく離試験』、『脱亜鉛腐食試験』のJIS規格における定義その他について。
伸銅品の種類、加工、熱処理、品質、性能、試験などに関する主な用語として、伸銅品用語(JIS H 0500)において、”試験”のうちの、”その他の試験”に分類されている用語には、以下の、『はく離試験』、『脱亜鉛腐食試験』などの用語が定義されています。
伸銅品用語(JIS H 0500)
⇒【試験 > その他の試験】
分類: 伸銅品用語 > 試験 > その他の試験
番号: 4204
用語: はく離試験
定義:
試験片を850℃の炉中に置き、30分間加熱酸化した後、水冷して酸化膜のはく離の有無を目視で調べる試験。
参考:
伸銅品(1201参照)のJISでは、JIS H 3510(※1) に適用されている。
対応英語(参考):
flaking test of oxide film
分類: 伸銅品用語 > 試験 > その他の試験
番号: 4205
用語: 脱亜鉛腐食試験
定義:
銅−亜鉛系合金の脱亜鉛腐食(5201参照)を起こしやすい条件において、その耐食性を評価するために行う腐食促進試験。
参考:
代表的試験法として、ISO 6509 (1%CuCl2温液中浸透法)と日本伸銅協会技術標準 JBMA-T303 (定電流アノード分極法)とがある。
対応英語(参考):
dezincification test
(※1)
伸銅品のJISで、はく離試験が適用されている、JIS H 3510 は以下の規格です。
JIS H 3510
電子管用無酸素銅の板,条,継目無管,棒及び線
この規格では、展伸加工した電子管用無酸素銅の板、条、継目無管、棒及び線について規定されています。